はじめに
自由が丘・田園調布バイオリン音楽教室が子どもにおすすめのクラシック音楽を紹介するシリーズ、今回はグリーグ作曲の「ホルベルク組曲」(ホルベアの時代から)について紹介したいと思います。
グリーグについて
エドヴァルド・グリーグ(1843-1907)は北欧ノルウェー・ベルゲン生まれの作曲家・ピアニストです。代表作として「抒情小曲集」、誰もが知っている「ピアノ協奏曲イ短調」「ペール・ギュント」などがあります。
ホルベルク組曲について
ホルベルク組曲(ホルベアの時代から)はグリーグによって作曲されました。
この曲は別名「ホルベアの時代から」とも呼ばれています。ホルベアとはノルウェーの有名な作家で、ホルベアの生誕200周年の記念のために作られました。
元々、この曲はピアノ曲として作られましたが、後にグリーグ自身の手によって弦楽用に編曲されました。演奏会では、弦楽合奏の方が耳にする機会が多くなっています。北欧らしさを感じさせる、とても澄んでいて綺麗な曲です。
前奏曲、サラバンド、ガヴォット、エア、リゴードンの5曲で構成される組曲です。
ホルベルク組曲の構成
- 前奏曲
とてもテンポのよい曲です。北欧らしい叙情的な雰囲気も感じる、美しい曲です。 - サラバンド
前奏曲とは一転、とても落ち着いた曲です。 - ガヴォットとミュゼット
とても軽快で美しい舞曲です。 - エア
やや寂しい雰囲気を感じさせる曲です。 - リゴードン
とても軽快で明るい曲です。駆け抜けるような音、とてもテンポがよく、聴いていて気持ちのよい曲です。
ホルベルク組曲のおすすめの楽しみ方
北欧らしさを強く感じることができる曲なので、ぜひそういった情景をイメージしながら聴いていただきたいと思います。
冒頭でピアノ版と弦楽版があると紹介しましたが、印象が異なります。私個人とては、曲の雰囲気と弦楽がマッチすると感じており弦楽合奏版をおすすめしています。もちろんピアノ版も素敵なので、ぜひ両方聴いてみてください。
最後に
今回は「ホルベルク組曲」について紹介させていただきました。
私自身も演奏したことがある大好きな曲で、ぜひ聴いてみてほしいと音楽教室の生徒様にもおすすめしています。ぜひ、お子様と一緒に北欧の美しい音楽を聴いてみてはいかがでしょうか。
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